血管年齢の若返り術

 

 

血管年齢とは?血管の柔軟性・弾力を数値化したもの

 

血管年齢といわれても、それが何を示す言葉なのか「血管年齢」という名称からうかがい知ることができる人はあまりいないでしょう。

 

血管年齢というネーミングはキャッチーではあり、特に健康に疎い人でもわかりやすい名前ではありますが、いささか漠然としすぎた表現であるとも言えます。

 

血管年齢とは血管の柔軟性・弾力についての指標であり、日本人平均の血管柔軟性と照らし合わせると、自分の血管柔軟性は平均的日本人の何歳相当かということを示しています。実年齢が50歳なのに血管年齢が60歳であれば、その人の血管の柔軟性は60歳の日本人平均に相当する柔軟性ということになります。

 

血管は生きている限り睡眠時であっても絶えず血液が流れ続けます。言い方を変えれば常に血液によって擦られている・削られているとも言え、どれだけ塩分摂取量に気を遣い体重を適正値に留め血圧を低く保っていても、生きている限りは少なからず血管を劣化させます。

 

つまり実年齢が50歳なのに血管年齢が60歳という場合、実年齢が60歳になったときはまず間違いなく血管年齢はさらに老いていると強く推測されます。

 

その時点では一応問題がない範囲であっても、平均余寿命を考えるとこのままではいずれ問題が顕在化するだろう、というリスクを洗い出すために「血管年齢」という指標が用いられているのです。

 

ただでさえ日本人の死因上位には心筋梗塞・脳梗塞などの血管に関する疾患が複数占めているため、若いうちから血管年齢が高いというのは健康上の大きなリスクです。血管年齢が高いことがわかったならば、それ以上血管の劣化を早めることのないよう、日常生活で気を遣っていく必要があります。

 

血管年齢が高い原因は?コレステロールが関係する?

 

血管年齢は生活習慣によって大きく左右します。特に食事は血管老化の大きなファクターであるため、いざ血管の問題が顕在化してから食事制限が辛いと嘆かなくても済むように、若いうちから少しずつ血管に負担をかけない食事を心がけていく必要があります。

 

また血管年齢を高める食事は総じて他の生活習慣病の原因にもなるため、血管年齢を若く保つ食事を心がけることは結果的に生活習慣病全般を予防することにも繋がります。

 

血管年齢が高いという状態は血管の弾力が同年齢の日本人平均よりも低いことを示します。血管の弾力は、血管の厚さが適度であること、血管に適切な量のコラーゲンが含まれていることによってもたらされています。

 

そして現代人はしばしば食生活上の問題によって血管にコレステロールを沈着させてしまいます。コレステロールの沈着は単純に血管壁を厚くしますし、コレステロールは柔軟性が低いためコレステロールが張り付いた血管全体の柔軟性も低くなります。

 

コレステロールの沈着はコレステロール自体が多い事・コレステロールが増える原因になる中性脂肪が多い事だけでなく、塩分過剰による高血圧も大きな原因になります。

 

また糖尿病を患うと、高濃度の血液中のブドウ糖がタンパク質と結合する「糖化反応」を引き起こします。

 

コラーゲンはタンパク質によって構成されているため、血管内のコラーゲンが糖化反応によって変性し、水分の保持や柔軟性をもたらすといった本来の役割を果たさなくなります。このように糖尿病によっても血管内のコラーゲンが減っていくことで血管年齢が急速に上昇していきます。

 

血管年齢の若返りにやるべきことはこの2つ

 

近年では様々な生活習慣病のリスクが叫ばれており、食生活の歪みや運動不足などが健康を脅かすものであると周知がなされています。血管年齢もこういった食や生活の習慣が大きな影響を及ぼすもので、毎日の生活の内容によって血管年齢は若くもなりますし老いもします。

 

若々しい血管を保ち血管関連の疾患を防ぐためには一にも二にも食を整え、その上で適切な運動を行ったりストレスを軽減したりといった生活習慣の改善が必要になります。

 

血管年齢が実年齢よりも高いということは同じ年齢の日本人平均よりも血管の弾力に欠けているということを示しており、血管の弾力が失われる理由は血管に含まれるコラーゲンが減っていたりコレステロールが沈着していることによります。

 

前者は主に糖尿病患者による合併症としての血管障害ですので、糖尿病以外の人はコレステロールの沈着が問題となります。

 

コレステロールの沈着を防ぐためには、

 

1,コレステロールそのものとそれを増やす中性脂肪の摂取量を減らす
2,血管を傷つける高血圧の元となる塩分を制限する・あるいは排出を促す栄養素を摂取する、

 

の二点が基本となります。

 

単純にコレステロール値が過剰となればコレステロール沈着が起こりやすくなりますが、健康な血管にはそれほどコレステロールがこびりついたりはしません。ところが高血圧で血管が傷付いていると、その場所にコレステロールが張り付いて沈着するもとになります。

 

そこで、食事では過剰な脂質と塩分を避けながら、脂質の吸収率を下げる食物繊維や、塩分の排出を促すカリウムなどの摂取が勧められます。

 

総じて野菜をしっかり食べていれば充足できるでしょう。それと同時に、中性脂肪を燃やし汗として過剰な塩分を排出できる有酸素運動を取り入れるとより効果的です。

 

血管年齢を若くする食べ物、食事の仕方

 

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血管年齢が高いまま放置すると引き起こす病気

 

血管年齢が高い・・・つまり血管の弾力が低い状態は、よほど悪くならない限りそれ自体が自覚症状をもたらすことはありません。

 

血管年齢が高いことの最大の問題は合併症にあります。最もよく知られていて致死的な合併症は心筋梗塞であり、こういった直接の死因になり得る血管関連疾患は血管年齢が高いことが直接のリスクとなります。

 

血管年齢という指標は血管の弾力をもとに産出しているため、血管年齢が高いということは血管の弾力が低く、力がかかっても伸びにくいということを表しています。

 

大きな力が加わっても伸びなければ当然破損しやすいわけであり、一時的に血液のかさが増したり運動時など細胞からの酸素需要量が増したときに血圧が極端に高まり、その際に血管が部分的に裂けたり傷付いたりしやすいのです。

 

血管が傷付き凹凸ができると余計にコレステロールが沈着しやすくなり、コレステロールが沈着し血管が狭まり血圧がさらに上昇する・・・といった悪循環を繰り返すうちに、特に狭まった血管の部位に血栓が詰まることで心筋梗塞や脳梗塞といった虚血性疾患が発生します。

 

心筋梗塞や脳梗塞では詰まった先の心臓・脳の細胞が死んでしまうため、当然ながら即座に治療が行わなければ死に至りますし、助かっても死んでしまった細胞はほぼ元に戻りません。特に脳梗塞は後遺症が発生しやすいことで知られています。

 

また、血管が破損することそのものが致命的な症状を引き起こすこともあります。具体的にはクモ膜下出血などの脳出血全般であり、総じてこれらも血管年齢が高いことは大きなリスクになります。

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